肩骨粗鬆症は骨の密度や質が低下し、骨折しやすくなる病気です。主に女性ホルモンであるエストロゲン欠乏の影響を受けるため高齢女性に多く見られますが、原因によって若い人や男性も罹ることがあります。自覚症状がないことも多く、骨折や脊椎の変形が起こって初めて気づく場合もあります。
骨粗鬆症の予防には健康な生活習慣や適度な運動の維持、バランスの取れた食事が重要で、治療では薬物療法を行います。骨粗鬆症治療薬は近年急速に進歩しており、骨折予防効果を有する多くの薬剤が開発されています。症例に応じて作用機序や投薬経路、投薬頻度の異なる薬剤の選択が可能です。