仙台みやぎ整形外科クリニック

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仙台みやぎ整形外科クリニック

〒989-3121 宮城県仙台市青葉区郷六舘67−1

診療受付時間/
8:30~12:30 (受付 8:30~12:00) 15:00~19:00 (受付 15:00~18:30) 第1、3、5月曜
14:00~18:00 (受付 14:00~17:30) 火、水曜
15:00~19:00 (受付 15:00~18:30) 第2、4木曜
15:00~19:00 (受付 15:00~18:30) 金曜

休診日/
毎週日曜、毎週土曜午後、第2・4月曜、第1・3木曜、年末年始、その他

Osteoporosis

骨粗鬆症

骨粗鬆症とは

肩骨粗鬆症は骨の密度や質が低下し、骨折しやすくなる病気です。主に女性ホルモンであるエストロゲン欠乏の影響を受けるため高齢女性に多く見られますが、原因によって若い人や男性も罹ることがあります。自覚症状がないことも多く、骨折や脊椎の変形が起こって初めて気づく場合もあります。

骨粗鬆症の予防には健康な生活習慣や適度な運動の維持、バランスの取れた食事が重要で、治療では薬物療法を行います。骨粗鬆症治療薬は近年急速に進歩しており、骨折予防効果を有する多くの薬剤が開発されています。症例に応じて作用機序や投薬経路、投薬頻度の異なる薬剤の選択が可能です。

このような症状の場合はご相談ください

  • 転んで背骨、大腿骨、手首、腕の骨折をしたことがある

    身長の減少

    背中の丸まり(猫背)が進んでいる

    腰に痛みや不快感がある

  • 家族で背骨、大腿骨、手首、腕の骨折をした方がいる

    検診で指摘された

    骨粗鬆症が心配

骨粗鬆症のリスク要因

骨粗鬆症(こつそしょうしょう、osteoporosis)とは、骨の密度や質が低下し、骨折しやすくなる病気です。骨粗鬆症のリスク要因は多岐にわたりますが、以下に一般的な要因をいくつか挙げます。

  • 年齢

    年齢が上がるほど、骨粗鬆症のリスクは増加します。特に女性は更年期以降に骨密度の減少が進む傾向があります。

  • 性別

    女性は女性ホルモンであるエストロゲン欠乏の影響を受けるため、男性に比べて骨粗鬆症のリスクが高くなります。

  • 生活習慣

    喫煙や過度の飲酒、不適切な栄養摂取、運動不足などの生活習慣は、骨粗鬆症の発症リスクを高めます。

  • 栄養不足

    骨形成に必要な栄養素(カルシウム、ビタミンD、タンパク質など)の不足は、骨密度の低下につながります。

  • 体格

    痩せ型や小柄な体格の人は、骨密度が低い傾向にあります。

  • 特定の疾患や薬物

    関節リウマチ、糖尿病、甲状腺疾患や長期間のステロイド治療は、骨粗鬆症のリスクを増加させます。

骨粗鬆症の検査

当クリニックでは以下の検査を行い、治療からその後の定期的なケアまでを行います。

  • 骨密度測定(DXAスキャン)

    2種の異なるX線を照射するDXA法で、骨密度を測定します。被爆量は極めて少なく、迅速かつ精度の高い測定ができます。ガイドラインにそって腰椎や大腿骨の骨密度を評価し、骨の健康状態を確認します。

  • 骨代謝マーカー(採血)

    骨代謝マーカーには骨吸収マーカーと骨形成マーカーがあり、血液を採取することで骨の代謝状態を調べることができます。

  • 転倒リスク評価(リハビリ)

    定期的な運動は骨密度を上げるだけでなく、転倒リスクを下げる効果があります。当クリニックでは理学療法士により転倒のリスク評価を行います。

骨粗鬆症の治療方法

以下にご紹介しているのは当クリニックで治療している骨粗鬆症における代表的な治療方法となります。

  • 薬物療法

    骨密度を改善し、骨の強度を向上させるために薬物が使用されます。
    一般的な薬としては、骨吸収抑制が主な薬剤と骨形成促進が主な薬剤があります。骨折リスクや環境に応じて経口製剤や静注製剤、自己注射製剤などが選択できます。経口製剤は連日、週一回、月一回製剤、注射製剤は連日自己注射、週一回、2週に一回、月一回、年一回など様々な選択肢があります。骨粗鬆症マネージャーや医師と相談の上、治療を決定します。

  • 運動療法

    理学療法士によりサルコペニア(加齢による筋肉量の減少おより筋力の低下した状態)やロコモティブシンドローム(運動器の機能低下、移動能力の低下した状態)、転倒リスクの評価をし、運動療法の介入を行います。

当クリニックの考える骨粗鬆症について

骨粗鬆症を背景として軽微な外力で発症する骨折を脆弱性骨折と言います。脆弱性骨折を起こすと次の骨折のリスクが格段に上がることが分かっています。その対策として、骨粗鬆症の治療率を上げることが最重要と考えられています。しかし、実際は脆弱性骨折の既往があっても、治療を開始し継続しているケースはまだまだ少ないのが現状です。また、脆弱性骨折の既往のない骨粗鬆症患者は無症状である場合が多く、十分な評価や治療介入がされていないことがほとんどです。

当クリニックでは骨粗鬆症マネージャーを中心とした骨粗鬆リエゾンチームを編成し、適切な評価・治療選択を行います。骨密度や骨代謝マーカーの測定、転倒リスク評価や運動介入、栄養指導など様々な角度から骨粗鬆症予防・治療に当たります。

担当スタッフの紹介

  • 外来看護師大西 恵

    骨粗鬆症マネージャー

    骨粗鬆症は自覚症状がなく、骨折をして初めて見つかることが多い疾患です。気が付かないうちに背骨がつぶれて背中が曲がってしまったり、尻もちをついて寝たきりなってしまったりなど、健康な日常生活を送ることが難しくなってしまうこともあります。そのため早期に発見して、治療を始めることが重要になります。また骨粗鬆症の治療は継続することが大切です。骨粗鬆症ってなんだろうな、自分の骨は大丈夫かな、など気になった方は一度調べてみませんか。不安なことや困ったことがあったら相談してみようと思っていただける身近な存在でありたいと思います。患者様の気持ちに寄り添い、患者様やご家族の方がより良い生活を送ることができるようサポートしてまいります。

  • 外来看護師佐藤 久美子

    骨粗鬆症マネージャー

    骨粗鬆症は自覚症状がなく、骨折を起こした時に診断され、初めて治療を開始することがほとんどです。また、骨折をすると次の骨折を起こす可能性が高まります。寝たきりになったり、慢性的な痛みに悩まされたり、生活に大きく支障をきたすことになります。新規骨折の予防や寝たきり予防、健康寿命の延長に繋がるよう、骨粗鬆症マネージャーとして、骨粗鬆症の予防、早期発見、治療のサポートに力を入れて取り組んで行きますので、お気軽にご相談ください。

治療に関する施設・設備紹介

  • 手術室

    X線骨密度測定装置 ALPHYS LF

    確かな測定精度、しなやかなユーザビリティ、省スペースを実現した腰椎・大腿骨・前腕(オプション)用のX線骨密度測定装置。

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Surgery/Hospitalization

手術・入院に関して

当クリニックでは肩関節専門の医師により肩の鏡視下手術、人工関節手術などの専門性の高い手術を行っています。
また、術後も安心して入院いただける環境をご用意しております。